副作用とは何か?
薬は病を治すために使われ、本来であればその病だけを治すのが薬ですが、時には目的としない場所にまで効果が表れたりします。
本来の作用以外の効果が表れることもあり、例えば風邪薬を飲むと眠くなるといった症状が出ることもあります。
本来の効能以外の効果が表れるのが副作用であり、先ほどの薬なら眠くなるというのが副作用ですが、これが睡眠薬なら副作用にはならないのです。
副作用は人に薬が強く作用するために引き起こります。
どうしても薬という物は使用すれば、血液を通して全身に伝わることも多いために、そのために使用しなくても良い場所にまで薬が届き、その結果としてそこで薬が作用して副作用が引き起こります。
薬局で処方される薬はどの薬でも必ず副作用が起こる可能性はあります。
それはその人の体質によって違いがあり、副作用が起きる人と起きない人がおり、必ずしも薬を使えば全員が副作用を引き起こすというものではありません。
副作用は時には人の命にも関わり、風邪薬やバイアグラを使用して死亡したというケースもあります。
これはその薬の副作用によって呼吸困難などを引き起こして死亡に至るのです。
副作用に対して
副作用の起きやすい人はアレルギー体質の方がまずそうです。
アレルギーの人は薬に対して過剰に反応を示すので、どうしても副作用が起きやすいです。
また摂取した薬は肝臓で分解されて腎臓から排出されるので、肝臓や腎臓の働きが低下している人も副作用を引き起こしやすいです。
それは、肝臓や腎臓に病気のある人や、お年寄りで機能が低下している人、複数の薬を使って肝臓や腎臓に負担をかけている人です。
特にアレルギーの人やお年寄りは注意が必要であり、薬にはその使用方法の説明書きがされています。
思い当たる人は薬を使う場合は、その説明を良く読んで用量用法を守りましょう。
副作用を予防する方法としては用量用法を必ず守ることです。
意外にもこれを守らずに薬を使い副作用を起こすケースが多いのです。
たとえば薬を飲むのを忘れたので、次回は2回分飲むというようなことはしてはいけません。
また何かアレルギーなどを病状があるなら、それを医師に報告して、薬の処方前に知らせることです、
アレルギーだと医師が解れば、それに対応した薬を処方してくれます。
さらに、医師に処方された薬以外は使わないことです。
自然なものから出来ていると思われる漢方薬にも、実は副作用は存在します。
そのために、漢方薬を使用するなら、漢方医のいる病院か漢方薬局で漢方を処方してもらうようにすべきです。
通常の薬と漢方薬を併用する場合も副作用が出ることがありますので、無闇にそのような使い方をしないようにしましょう。