薬

薬を飲む時間

薬局やドラッグストアで薬を買うにしても、医師から処方された薬にしても、薬には使用方法というのが決められています。
売られている薬ならそのパッケージなどに用量用法が書かれており、医師から処方される場合は説明があります。
もしも買う場合にわからなければ、お店の人に聞いてみても良いでしょう。

一番重要なのは一度の使用量と薬を使う時間です。
特に飲み薬や錠剤ならその使用量が決められています。
大人と子供では1回の使用量が違いますので、注意書きを良く読むべきです。
また薬を使う時間も食前と食後と食間というのがあります。
食前食後は食事をする前と後ということであり、食間は食事をしている最中のことではなく、食事と食事の間のことです。
食間のことを間違える人がいるので気をつけましょう。

食前や食後や食間と薬によって使う時間が違うのは、その薬の作用をどれぐらいにするか決められているからです。
薬は胃に入り胃で吸収されるので、胃が空っぽの時ほど薬は効きやすいです。

薬を使うときの注意点

薬を使うときは医師から説明されたとおりに、または説明書に書いてあるとおりに使用すべきです。
もしも説明と違う方法で、自分勝手に使用すると副作用が強く出て命に関わることになる場合もあります。
まずは、医師に薬を処方してもらうときは、アレルギーがあれば事前に申告し、何かしらの病気を患っていればそれも申告すべきです。
薬によってはアレルギーに強く反応したり、特定の病気に悪影響を与える場合もあるので、それを避けるために事前申告は必ずしましょう。

アルコールと薬を同時に使用するのはやめましょう。
アルコールと一緒に薬を使用すると、その薬の作用が強くなったり弱まったりします。
時には例えば風邪薬とアルコールを一緒に使用すると、肝臓に負担をかけて肝機能障害になることあります。
また薬の種類によっては、吐き気や腹痛や動悸などを引き起こし、失神することもあります。

時には薬を飲み忘れることもあるでしょう。
そのような時は時間帯によって対応が違い、1日1回飲む薬で飲む時間から数時間以内に気づいたなら気づいたときに服用し、半日以上経って気づいたなら次回に飲みましょう。
1日2回飲む薬を飲む時間から数時間以内に気づいたならすぐに服用し、次の服用時間が数時間後に迫っているならその時に飲みましょう。
絶対にやってはいけないのが、飲み忘れたからといって2回分をまとめて服用することです。
2回分まとめると強く副作用が出る場合があり、特に強い効果のある薬には注意が必要です。
また子供だと間違って飲んだり、使用しなくても良い他の薬を飲んだりすることもあるので、親が注意して気を配りましょう。