4年制の大学生とは違う
薬学生は、多くは6年制の大学でその期間に様々な薬に関することなどを学び、さらには病院や薬局などの現場での実習などを行い、卒業間近になると国家試験を受けて、それに合格することで薬剤師としての資格が獲得できます。
6年制なので、4年制大学の他学部の生徒とは就職活動の流れは少し違います。
4年制の学生なら、3年の秋ぐらいから企業説明会へ行ったり、エントリーシートを提出したりします。
しかし6年制の薬学生は、5回生の3月末まで実習があります。
4年制の学生が就職活動をしている時期でも、薬学生は大学の講義を受けて勉強し、就職活動は行いません。
就職活動の準備
薬学生は就職活動をするなら、5回生でも講義や実習は詰まっていますが、10月ぐらいから準備を始めるべきです。
10月から企業研究を行ったり、セミナーに参加し、エントリーを徐々に始めていき、面接対策などを進めていくと良いでしょう。
薬学生は平均して45社ほどエントリーしており、早く内定をもらった学生では、それよりエントリー数は10社ほど少ないです。
内定を早くもらえるかどうかは、その学生の意欲に比例し、意欲の高い学生は就職活動を始める時期も早く、エントリーする企業数も多い傾向にあります。
エントリーをしたら、それに通過すると面接になります。
面接からは他の学部生と違いはない
面接になると、その企業の人事担当者などと面接をすることとなります。
薬学生は平均して12社ほど面接を受けています。
当然のことながら多くの企業で面接をした方が内定をもらえる確立は高いです。
面接は3月末から始まることが多く、これは他学部に比べると少し遅いです。
実習などをしながら面接の準備もするので、事前にしっかりと間近になって慌てないように準備しておくべきです。
面接を受けるときは、指示がなければスーツを着用し、革靴を履いて面接に臨みます。
また第一印象も重要なので、笑顔でそして大きな声で面接に臨むようにしましょう。
この辺は他学部の生徒となんら変わりないです。
面接では必ず聞かれる質問があり、志望動機などがその例です。
はっきりと答えられるようにするためにも、事前に回答の練習をしておくと良いでしょう。
製薬会社などの開発などを希望するときは技術系の質問もあります。
どのような研究をしてそれを発展させたか、なぜその実験をしたのかなどの事が聞かれます。
主に大学で行った研究や実験のことが質問され、企業によっては数分間でプレゼンをして下さいと言われることもあります。
開発などの技術系の道を目指すなら、技術面接は必ず通らなくてはいけない道です。
これも事前に質問内容に対する答などを想定しておき、準備しておくべきです。