薬学部の学費

薬学部は6年制となり、前以上に学費がかかるようになりました。
そのために多くの学生が奨学金を利用していますが、奨学金は支給ではなく借入れなので、必ず返済しないとなりません。
給付型の奨学金もありますが、多くは貸与型の奨学金を利用する学生が多いです。
6年制では800万円もの学費がかる場合もあり、これだけお金を借りると毎月5万円も返済しないとなりません。

例えば貸与利率は0.79%として、1,000万円ほど借りたとすると、月々の返済額は45,000円となります。
薬剤師の初任給は20万円から25万円ぐらいです。
税金などで5万円引かれるとすると、奨学金分を返済すると、その月の手持ちは15万円から10万円ほど残ります。

働いていけば収入は増えていきますが、将来に備えて貯金をしようとすると、少し厳しい給料です。
薬剤師になったころは、賃貸住宅に住んでいれば家賃がかかり、さらに生活費を引くとほとんど自由に使えるお金は無くなります。
生活を苦しくしないためには、学費の安い薬学部に通うか、製薬会社など給料の高いところで働くかの2つです。
奨学金を借りようという時点から、すでに将来はどうなるかほとんど決まっています。

負担を減らすために

奨学金を借りても負担を減らす方法はあります。

・薬局の奨学金制度
多くの薬局で奨学金制度を設けており、月に5万円前後貸し出してくれます。
中には卒業後にその薬局で薬剤師として一定期間勤務すると、返済が免除されるという薬局もあります。
薬学部で5回生や6回生のときから利用できるという薬局もあり、ここもまた2年間薬剤師としてそこで働けば免除されるような制度を設けています。

就職先を学生のうちに決めておきたいなどという場合には、大いにメリットのある制度です。
そしてもしもその薬局で働くことが決まれば、就職活動をしなくても済みます。

・日本学生支援機構以外の奨学金
奨学金制度を設けているのは日本学生支援機構ばかりでなく、地方自治体や民間団体の奨学金もあります。
また経済的に厳しい家庭や、被災地の学生向け奨学金などもあります。
このような制度は給付される場合や、成績が優秀であれば返済が免除されることもあります。

その他にも給付型の奨学金を利用するという方法もあります。
給付型は、日本育成支援会や岩國育成財団やアイザワ記念育英財団など多くの団体で行われています。
ただし給付型の奨学金を利用するには、それぞれの団体の条件を満たさないとならず、支給対象として採用されて利用でき、貸与型よりはハードルは高いです。
さらには教育ローンを利用するという方法もあり、奨学金と教育ローンを利用して上手に負担を減らすことも可能です。