薬の使用期限

どの薬も必ず使用期限があり、開発段階で安定性試験や過酷試験などが行われ、使用期限に耐えうるかどうかを試します。
そのような試験を行った後に、薬は最低でも1年の品質保証がつくこととなり、多くの薬は3年ほどが使用期限となります。

もしも使用期限を過ぎたような薬がある場合は、その薬は使用しない方が良いです。
使用期限以上の耐久試験は行っていませんので、期間を過ぎた薬の品質保証はされていません。
医薬品は時間経過と共に、湿度や温度や光の影響を受けて変質していき、次第に劣化していきます。
劣化した薬は正しい効果を発揮しないこともあり、変質して細菌が発生していると感染症の危険もあります。

また薬の使用期限以内だからと言って安全とは限りません。
例えば目薬などの使い切りタイプは、開封してしまうと中で細菌が発生することもあるので、一度開封して使わない場合は捨てる方が良いです。
錠剤でも湿気に弱いタイプは、開封後2週間が使用期限というものもあります。
薬はどんなに適した場所で保管したとしても、どうしても湿気などには接しますので、自然と劣化は進みます。

使用期限の切れた薬を使用すると、薬自体の効果が半減し効果が薄くなるばかりでなく毒性を持つ場合もあり、体にも負担を掛けてしまいます。
少しぐらい期限切れの薬を使っても大丈夫だろうとは考えず、使用期限が切れたなら、新しい薬を使うようにしましょう。
そして薬を保管しておくなら、使用期限を見て、期限が切れていないかどうか使うときはチェックしましょう。

期限切れになると危険な薬

薬には使用期限がありますが、その中でも以下の薬はとくに扱いを注意すべきです。

・胃腸薬
胃腸薬には消化酵素や生薬が含まれており、これらは変質しやすいので取扱注意です。
特に期限に注意するだけでなく、保管方法も適した方法で行い、保管中に変質しないようにしましょう。

・目薬
目薬も使用期限や保管方法は重要であり、空気中の雑菌が混ざることも考えられます。
目に入れて使う物なので、取扱は注意し清潔に保つようにしましょう。
感染症や充血を引き起こすこともありますので、久しぶりに使用するような目薬は気をつけるべきです。
使い切りタイプの方が細菌など発生せず安全です。

・抗生剤
テトラサイクリン系の抗生剤は、変質してしまったものを使うと大変な事故を引き起こします。
飲まずに余ってしまった場合は、取っておかずに捨てましょう。

・シロップ
シロップは子供が服用することが多く、液体なので雑菌が繁殖しやすいです。
1回分を取り出したりすると、その時に雑菌が本体に付着することもあります。
余った場合は、これも取っておかずに捨てるべきです。